バンクーバーの不動産ニュース

カナダ、メトロバンクーバーの不動産ニュースについて面白いと思ったものを取り上げます。

BC州ではテナントの多くが収入の半分の額の家賃を払っている

家賃や公共料金の収入に占める割合が50%を超えている賃貸世帯の割合が一番多いのがBC州です。家賃の収入に占める割合が30%以下であることが望ましいとされていることを考えれば50%はすごく高い数値だということがわかります。(元記事は下記リンク)

 

globalnews.ca

 

記事では、

  • 家賃や公共料金の収入に占める割合が50%を超えている賃貸世帯の割合について、BC州が全賃貸世帯の16%(オンタリオ州15%、ノバスコシア州マニトバ州13%、アルバータ州12%)
  • BC州の賃貸住宅世帯のうち11%が狭い家に大勢で済むなどといった「過密な状況」で生活し(全国平均は10%)、7%大規模修繕が必要なユニットに住んでいる(全国平均は同じく7%)
  • そういう住宅環境を選ばざるを得ない中、BC州の月の平均家賃+公共料金は$1,492と全国平均の$1,208より約$300高くなっている
  • 若者に限っていうとオンタリオ州で45%とBC州で44%の若者が月の家賃と公共料金に所得の30%以上を費やしている
  • 2023年、BC州は10のプロジェクトに250ミリオンドルを提供、1,500件の新しい賃貸住宅を建築する

BC州は経済発展・賃金の上昇が不動産や家賃の上昇に追いついていないことは随分前から言われていました。BC州で生活するのを諦めて不動産価格が手頃な他の州に移っていく人も少なくなく、パンデミックによるリモートワークの発達はそれをより可能にしています。BC州はこの高騰する住宅市場への解決策を早急に考えなければならないと思います。